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【鬼滅の刃】過去も未来も〜R18〜【継国兄弟】

第20章 LOVE×中毒






黒死牟「月の呼吸 壱ノ型 闇月・宵の宮 」



巌勝さんが鬼を斬り伏せるのも、私が義勇を抱えて下げるのも一瞬の出来事だった。正しく『夫婦の共同作業』とでも言っておこうかしら



義勇「手を煩わせてすまない…」

まゆ「義勇大丈夫?回復はしたけど、血は完全には元に戻ってないから私の屋敷に運ぶね」

義勇「いや、大丈夫だ」

黒死牟「無理に動くな。かなり傷が深かったのだ。塞がったとはいえ暫くは休息が必要だろう」



巌勝さんの言う通り、休息が必要だ。あまりにも強い力は表には出せないから、傷を塞ぎ少し血を戻しただけなのよね



義勇「俺は冨岡義勇、貴方は…(柱のまゆより強い…?)」

黒死牟「私は継国巌勝という…」



巌勝さんと義勇じゃ会話がスローペースになってしまう。口下手同士だから仕方ないわよね。私が喋り過ぎとかいう説は有るけど、絶対に認めないわ!



義勇「継国殿、ありがとう」

巌勝「礼など要らん。冨岡殿、屋敷に運ぶから少々大人しくしていてくれ」



そう言って巌勝さんは、義勇の両腕を掴んで矯正おんぶをした。私は矯正姫抱きをよくされたわね(笑)



義勇「そこまで世話になるわけには…」

まゆ「義勇!私の屋敷で暫く休養ね。疲労も溜まってるみたいだし!これは上官命令だから逆らわないこと♪」

義勇「わかった…」



私達は屋敷へと走り、着くなり義勇を布団に寝かせた。縁壱さんは夕餉の用意をしてくれている



義勇「継国殿は柱なのですか…?」

黒死牟「否、癸だ…」



それを聞いた義勇が辛そうな顔をしている。義勇も癸だからか、巌勝さんとの力の差を感じて絶望しかけてるのだと思う



まゆ「巌勝さんは、理由あって鬼殺隊を暫く離れていたけど、元々は甲だったの。でも最近戻って来て癸から再スタートって感じかな」



嘘は言ってないわよ?



黒死牟「理由は差し控えさせていただくが…まゆの言った通りだ…」

義勇「まゆより強い…」

まゆ「正直だよね(笑)そりゃそうよ、私の師範だもん♪」



悔しくなんかないからね!



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