第20章 LOVE×中毒
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リリス「ちょっと極端だけど…まぁ、そうかもしれないわね」
まゆ「術で封じるんだから元に戻るのに。やっぱり隙があれば他の女の子とするって事じゃないの?」
術でもダメなの?
リリス「疑心暗鬼になり過ぎよ」
白澤「だよねー。まぁでも男には、そういう本能はあるよ。これは男の生理的本能だから如何にもならない」
まゆ「そんな……リリス、部下のサッキュバスを寄こしてあげて。私、我慢するから…」
『男の生理的本能』排泄行為に等しいって事よね。それなら私が我慢すれば…
リリス「馬鹿な事を言ってんじゃないの!白澤が言いたい事はそういう事じゃないわよ。人の話は最後まで聞きなさいな」
白澤「そうなんだよ、これには続きがあるの!!」
まゆ「うん、ごめん…」
白澤「男には生理的本能に素直に従うのと、従わずに自分で慰めるだけの男が居る。勿論、自分で慰める事もしないのも居るけどね。まゆちゃんの旦那さん達は生理的本能に負けたりしないし、考えてもないと思うよ?」
本当にそうだろうか…
まゆ「言い切れないでしょう?」
リリス「悲しい考えね、確かに心と下半身は別よ。だからと言って、それが全てじゃないの」
白澤「そうだよ!どれだけ縁壱君と巌勝君がまゆちゃんを求めていた事か…たまに巌勝君の倶生神が帰って来て、あまりにも巌勝君が可哀想だって、常闇鬼に報告してたのを僕は聞いたんだ。因みに、四百年間一度も他の女の子に見向きもしてないってさ!」
リリス「旦那さんもよ。美月ちゃん達がルシファーにバッタリ会ってからの旦那さんの現世行きの許可の件を聞いたでしょう?まゆが好きで好きで堪らなくて、元気が無かったのを知ってるからルシファーも、とある男達も動いたのよ。恋敵の為にね!」
ルシファーか、七千年位前に求婚してくれたっけ…。とある男達はわからないけど…
まゆ「じゃぁ私は如何したら良いの?」
白澤「一つ言えるのは、男の脳と女の脳は違うって事かな♪」
リリス「ピンと来ないみたいだから説明するけど、男と女の決定的な違いがそこにあるの。考え方、在り方が違うの。だからこそ擦り合わせるのよ!」
余計に分からなくなってきたわ
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