第20章 LOVE×中毒
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まゆ「やっぱり他の女の人と、そういう事をしたいから嫌がるんだよね?リリスの部下でも連れて来ようか」
縁壱「違う!お前は一体何を言っておるのだ」
黒死牟「だからそれはありえぬ!!」
私何言ってるんだろ。なんか自分でもよく分かんないや…
でもさ、男の人って狡くない?別に欲が無いなら無いで良いんじゃないの?現時点で在るから封じられるのが嫌なだけでしょうに
まゆ「じゃぁ、どうしたら良いのよ。好きな殿方に抱かれたいって欲求は私にだってあるわ。それを如何にかしないとダメなんでしょう?だったら三人の欲を封印したら良いだけよね」
縁壱「私とてまゆを抱きたい。まゆだけだ」
黒死牟「私だってそうだ!」
論点がおかしい!!
まゆ「三人気持ちは一緒、だから封じる。問題はないわ!」
黒死牟「男の自尊心はどうなる」
男の自尊心?何それ…女の自尊心はどうでもいいわけ?それを踏まえて話してんのよ…
まゆ「どういう自尊心か説明してほしいわね」
黒死牟「女子に言ってもわからぬ…なぁ、縁壱」
縁壱「あっ、えぇまぁ…」
自尊心ねぇ…私にだってそれなりにある
でもね、そういう行為をしたいのは巌勝さんと縁壱さんだけだから…暴走してしまう位ならば、集中出来なくなる位ならば色欲など封印しても構わないって思ってる
なのに…
二人は違うのが悔しかった
まゆ「ごめん……頭冷やして来る」
縁壱「まゆ…」
黒死牟「何処へ行く!」
私は空間移動で天国へと向かった。縁壱さんは行き先を分かっているだろうけど、ソルが居ないから追っては来られないのよね。縁壱さんが空間移動使えなくてよかったわ…
巌勝さんも縁壱さんも話したがらないのだから、二人が言う『男の自尊心』が分かりそうな殿方に聞くのが一番だろうと思う。自分一人で考え始めたらきっと泥沼だわっ
まゆ「君は確かタオタロー君だっけ。白澤居る?」
桃太郎「あ、はい!まゆ様ですよね。今呼んで来ます!」
白澤とリリスなら、その手の話はプロだから本当に頼れるの。私の大事な友達…
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