第20章 LOVE×中毒
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まゆ「ありがとう!!私は巌勝さんと縁壱さんを心の底から愛してるよ♪」
ちょっと臭い台詞だったわね。自分で言っといて恥ずかしいわ(汗)←普段の方がヤバイ発言しているのを気付いてない
黒死牟「では、愛するまゆと打ち合いをしようか」
縁壱「楽しみです」
まゆ「………………」
ここは仲良くベッドに雪崩込む所じゃないかしら。肌で愛を感じ合うみたいな?
縁壱「さぁまゆ、中央へ」
黒死牟「加減はせぬぞ」
まゆ「もっとしたいこと在るのに…ボソッ」
えっ?そんな事になったら父上が交際自体を許さないのではないかって?…………そっ、そうよね!まゆ、我慢よ我慢!!
黒死牟「何か言ったか?」
まゆ「ナンデモアリマセン…ガンバリマス」
縁壱「厳しい事をしたくないが、お前の為だ…」
私は魔力の使用を禁じられた中『巌勝さんVS私』の打ち合いが始まった
まゆ「こんなの無理よぉぉぉ!!」
結果は惨敗…魔力使用禁止されたらそりゃ無理だわ!!打ち合いは激しくて激しくて!もー禿げそうだったわよ
黒死牟「やはり今世のまゆは魔力に頼り過ぎておる。そのせいで当時よりも劣るな…」
縁壱「今後は稽古中の魔力使用を一切を禁じましょう。まゆの為にならない」
二人が『出来るよな』という顔(真顔)で見つめてきた
視線が痛いっ
まゆ「やってみせるわ!」
私は半ば自棄糞になりながら答えた。だって、本当に恐いんだもん
黒死牟「良い子だ…」
縁壱「一緒に頑張ろう。私も出来る限りの事をするから」
巌勝さんと縁壱さんの大きな手が、私の耳や頭を優しく撫でている
これは反則よね!?最早犯罪だわ!!
まゆ「絶対にやり遂げる…女に二言はないわ!!」
言っちゃった…でもさ、誰が勝てるのよ。この美丈夫なお兄さん達の視線に抗える女なんて居ないわよっ
よって、私は悪くない!
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