第20章 LOVE×中毒
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巌勝さんが戻ってくるなり駆け寄り抱きついた。厚い胸板に綺麗な鎖骨に良い匂い…こりゃ堪らん!!
チュッ
黒死牟「席に座ろう。折角の朝餉が冷めてしまう」
まゆ「ふぁ〜い…フフフッ」
縁壱「さぁ、食べましょう」
四人で「いただきます」をして食べ始めた。私は「相変わらず美味しい!!」って叫んじゃった(笑)
まゆ「ご馳走様でした!ふぁぁ〜眠い…縁壱さん膝枕ぁ〜」
黒死牟「歯を磨いて顔を洗ってから稽古がある。眠いのは分かるが、我慢も大事だと思うぞ」
縁壱「まゆ、する事はしなければ。膝枕は夜に幾らでもしよう」
お腹いっぱい食べたら眠くなるのは当然よね?何か子供の身体って矢鱈と眠くなるのよ…困るわぁ〜
まゆ「リフレッシュ掛けるから良いじゃなーい」
一ノ瀬「すぐに術に頼ろうとするな!人間らしい生活をしろ!さもなくばナマケモノ園にでも就職するか?勿論お前はナマケモノ側でな!」
ナマケモノ園なんて聞いた事もない!!
大切な事なので、甚だ僭越ながらもう一度言わせてもらうわね
まゆ「聞いた事もない!!」
一ノ瀬「当然だ、あるわけがなかろう。何なら作ってやろうか?ナマケモノだけの動物園を」
ナマケモノOnly!?きっつ!!
黒死牟「その可愛さ故に、ナマケモノの雄に取り合いされてしまうではないか」
私ナマケモノの雄に受けるの?えっ?巌勝さん酷いわ…泣いちゃうからぁぁぁ
縁壱「兄上、流石にそれは無いです」
黒死牟「冗談だ。ボケとツッコミならばボケの方だな」
まゆ「普段冗談を言わない人が冗談を言うと、割とマジに聞こえてしまう現象で良かったわ」
いつまでも動かないわけにはいかず、私は渋々と仕度を整えにいった。居間に帰ると早速道場で稽古だ
まゆ「あぁ〜ん♡巌勝さんと縁壱さんの剣捌きが、超素敵過ぎるぅ〜♡」
光柱邸の道場で激しい打ち合いをする音が響く中、私は巌勝さんと縁壱さんに只管酔いしれている
イケメンに釘付けになるのは仕方ないわよねぇ〜♡
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