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【鬼滅の刃】過去も未来も〜R18〜【継国兄弟】

第19章 番外編【MISSION義勇の心を救えっ!!】






鱗滝「折行って、お前に相談がある。義勇の事なのだが…」

まゆ「初恋の話かしら?」

鱗滝「違う!何の話だそれは。実は選別の事でな…」



最終選別で何かあったのかしら



鱗滝「錆兎が殆どの鬼を狩って全員合格したのだが…」

まゆ「全員無事で何よりじゃない。何の問題があるのよ」

鱗滝「義勇が言うには、自分は何も出来なかったと自信を失ってしまったのだ。ワシは師として、どう声をかけてらったら良いかわからぬのだ。お前ならどうする」

まゆ「どうかしらね…一つ言えるのは、下手に自信がある者よりも、自信が無かろうが何だろうが鬼を斬れる者が生き残る。必要なのは冷静な判断だし、義勇はそれが出来るわ!実力は申し分ないのだから心配要らないと思うわよ。私はね…」



左近次は「そうか…」と言ったっきり黙り込んでしまった。沈黙が暫く続くが、私の鎹鴉の鷹男さんが呼びに来たので私は任務へと急いだ




私が狭霧山に行ってから十日後、義勇の初任務は私と一緒だった。鷹男さんに報告を受けて任務場所に行き、義勇と合流する



まゆ「義勇、今日はよろしくね!」

義勇「あぁ…」



義勇の自信問題は解決してないみたいね。っていうか悪化してない!?「あぁ…」だけだよ?階級とか、そんなのどうでも良いけど「あぁ…」は無いんじゃないかしら



まゆ「では行こう。私は今回、援護せよとの事だから援護に回るの。義勇なら大丈夫だと思うけど油断しないでね」

義勇「あぁ…」



………………冷たい!!



結果から言うと私は一切手出しをせず、鬼は義勇が倒した




鬼『お前達位の子供の肉は美味いんだよなぁー。特に女はよ!』



鬼が私に襲い掛かるが私は一歩も動かない。何でかって?動きが鈍いのよ、この鬼



義勇『水の呼吸 壱の型・水面斬り』

鬼『ぐぁー!この餓鬼ぃー!』



鬼は一瞬で灰になり消えていく



ほーらね、義勇なら出来ると思ったわよ♡



綺麗に決めたよ、この男は!





まゆ「義勇、お疲れ様♪強いし格好良かったよ!」

義勇「俺は強くなんか…」



義勇は顔を曇らせて俯いた



自信が無いどころか自分を否定してるの?あまり良くない傾向ね…自分を否定する子は、生きる事を諦めてしまうから



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