第19章 番外編【MISSION義勇の心を救えっ!!】
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まゆ「じょっ、冗談だよ…あははははは…」
真菰「だよねー♪まゆちゃんったら、本当に冗談好きだよね(笑)」
錆兎「一瞬だけまゆが、オカンに見えた」
義勇「オカンまゆ………」
OK誤魔化せたわね、真菰の手柄だわこれは。そこの義勇君『オカンまゆ』って何よ!せめて『まゆお姉さん』で頼むわね
まゆ「あっ、鱗滝さん帰って来たみたい!」
四人揃って左近次を迎えると主役の二人を座らせて、早速料理の準備に取り掛かる。そう言えば、鬼殺隊に入ってからは料理ってしてなかったわね…不安だわ(汗)
左近次と真菰と私で、沢山の愛を込めて料理を作っていく。頑張らないとね!
鱗滝「さぁ出来たぞ!」
和食と中華、洋食まで沢山のメニューを作った。因みに、私は洋食担当で中華は真菰だ。勿論、鮭大根はバッチリ押さえてある
錆兎「美味そうだな!」
義勇「鮭大根」
真菰「三人で頑張ったよ♪」
左近次ったら、よっぽど嬉しかったのね。ここ数年は弟子が一人として最終選別から帰って来なかったから…
鱗滝「遠慮せずに沢山食べなさい!」
まゆ「オムレツとグラタンは私が作ったよ☆」
私が最初に狭霧山に来た時、弟子は既に三人だけ。三年位前に左近次が「他の子は皆逝ってしまった」って言ってて、お面の隙間から涙が見えてたのを覚えてる。ずっと一人で抱え込んでたんだわ…
食べ終えると、夕方までは稽古をする事になった。生憎私は任務があるから最後まで居られないけど。それ迄は一緒に稽古をする
まゆ「真菰ちゃん、斬り込む時に肩が少し緊張しちゃてるから、もう少しだけ力抜こう!長期戦になると、肩と肩甲骨が痛くなっちゃうんだよ」
真菰「わかった♪」
素直で可愛い♡こんな可愛いくて料理上手な子が未来の娘だなんて心が躍るわぁ♪←まゆの中では確定済みになった模様
まゆ「真菰ちゃん可愛いわぁ〜」
私が未来予想図を妄想していると、不意に左近次に呼ばれた。私の素敵な妄想を止めるんじゃないわよ(泣)
「はーい!」と元気良く返事をしながら駆け寄って行くと、左近次は神妙な面持ちで話し始めた
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