第18章 三度目の正直

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一ノ瀬はわざわざ扇子を口元に持ってきて「猫全外ししても愛されてて良かったな」と私に言った。嫌味全開の為だけに扇子を開くんですよ？平安貴族は怖いですね



一ノ瀬「それは、お前に任せる」



そう言えば鬼舞辻無惨も平安貴族だったわね。今は全く関係ないけど（笑）




黒死牟「まゆは猫など被らなくても愛い…それに素を見せてくれる方が私は嬉しいぞ？」

縁壱「私もだ。甘えるのも素なのだから、それで良いと思う」

まゆ「巌勝さん、縁壱さん…他の男の人に好かれなくて構わないの！二人が側にいてくれたら私はそれで良い♡ところで千年独身貴族さん聞いた？私超絶愛されてる」

一ノ瀬「四十億年行けず後家の貴様にだけは言われたくない」



はっ？



まゆ「私は行けなかったのではない、行かなかったのだっ！」



キリッと顔を決めて言ってやったわ！って言うか一ノ瀬は何度も聞いてるでしょーよっ



一ノ瀬「リリス様、妲己、まゆ。三人併せて何て言われてるか知らんだろ」

黒死牟・縁壱「…？」

まゆ「知らんしそんなん。三人併せてって共通点ないしw」



私のアダ名まだ在るの？『堅い・怖い・キツイ3K女子』『行けず後家』『億年処女』『鋼鉄の女王』あだ名在り過ぎだろwもう何が来ようが驚かないよ私（笑）



一ノ瀬「神魔妖悪女連合」

まゆ「なんでやねーーーん！！」



何なのよ、その団体は！？



他に誰が居るのか知りたくなったわ！！



一ノ瀬「お前は神魔の地位の有る男を財布に使うだけ使って、絶対ヤらせないからなぁ」



身体を重ねるという事は、お互い愛がある上での行為でしょ？私間違ってないからね！



まゆ「ヤらせる理由なんてないわよ？私には『金を出してもらった=ヤらせる』の定義がわからないのよね。自分を安売りする気はないわ！」

一ノ瀬「貞操観念は素晴らしいし良い事だ。しかし財布に使うのがどうかと言ってるんだ」



巌勝さんと縁壱さんは「そうだな、愛がないとなぁ」って、私にチュッてしてくれた♪



あぁん溶けちゃう♡



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