第2章 季節が変えるのは
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まゆ「んふぅ、あっ、ソコ良いっ♡あぁ、あぁ、んぁぁ」
巌勝「どうした、イクのか?」
まゆの締め付け具合いに巌勝はイクのだと察し、腰の動きを早めた
まゆ「あぁーっ、イクイクイクっ♡まゆイッちゃう♡」
巌勝「んぐっ…私もだ、一緒にイこうな。うっ…」
一定の速度で腰を打ち付ける音とまゆの甘い声が部屋中に響き渡っる
巌勝「まゆ愛してる。中に出す…ぞ、んっ、つっ…ハァハァ…」
まゆ「あぁー、巌勝さん好きぃ好きぃー♡はぁん、あぁん、あぁーっ、愛してるっ、ひうっ…中、熱いぃ、くふっ、あっ♡」
暫くすると二人は一緒に絶頂を迎え、巌勝はまゆの股から溢れ出る、自分が放った白濁液を見た。愛おしさと、二度と運命が交差する事のない苦しさを募らせた
巌勝とまゆは互いのを愛確かめ合うように、朝まで激しく時には穏やかに愛し合い続けた
空が明るくなり始めた頃、二人はまゆの部屋の垣根の前に居る。本当に最後の、二人きりの時間が終わってしまった
まゆ「我儘聞いてくれてありがとう。さようなら」
巌勝「まゆ、やはりこのまま逃げよう。お前が居れば何も要らないから…」
巌勝は祈るように見つめるが、まゆは悲しく笑うだけで何も言わない
巌勝は黙ったままのまゆの身体を抱きしめこう言った
巌勝「せめて関係を続けたい…離れたくなどない。頼むからまゆ…」
まゆ「お嫁さんに失礼ですから…それに多分私が耐えられない。きっと今より苦しい…」
まゆは妾になろうと思えばなれるだろう。しかし巌勝に他に女性が居るのが耐えられそうになかった
巌勝「私の心はまゆだけのものだ。娶る女と子供さえ出来たらそれで良いのだろう?まゆしか正妻にしたくない!」
まゆ「私我儘なの。私にしか触れてほしくないから…それは巌勝さんを愛し過ぎた私の罪、そんなことになれば自分が許せなくなる…」
巌勝は『そんなにも自分が愛されていたのか』と今更ながら思う。目の前の愛おしくて仕方がない女に、ここ迄言わせてしまったのだ。自分の女々しさに苛立つ
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