第17章 大正恋物語【煉獄家】
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父上には房中術の事は言えないけどね。身体を重ねるのは事実だから…。まっ、そう簡単には会えないわよ…いざとなったら気配を探るけど私の感が、まだだと告げている
ような気がする…
最終選別から約三年の月日が流れて、私は十三歳になっていた。階級は甲で、鬼の討伐は優に百を超えている。お館様から『柱にならないか』と言われている
半年で甲になって下弦を倒し柱へと誘われたが、その時は父上が『娘は、まだ子供だから』と断った。十歳じゃ正直、荷が重いわよね…
流石に二度は断れないだろうと、今回は話を受けた。因みに杏寿郎は、先日の最終選別に合格している
今日から私は光柱である!!
まゆ「私し煉獄まゆは、お話を、謹んでお受け致します」
耀哉「まゆ。これからは柱として、下の子達をよろしくね」
主に使う呼吸は単独任務だと日と月なんだけど、共同任務では光の呼吸を使う。お館様に「選んで良いよ」って言われた為に光柱となった
日柱とか月柱を、私が名乗るのは烏滸がましいと思ってしまったのだ。だって二人の強さをリアルで知ってるから…
縁壱さんには「気にし過ぎだ」と言われたけど、やっぱりねぇ…
耀哉「まゆの屋敷を用意したからね」
まゆ「ありがたき幸せ。しかし私はまだ…」
寂しいじゃん…家族と離れたくないもん!
耀哉「まゆが頑張った成果なんだから、どうか受け取ってほしい。近いうちに必要になるかもしれないからね」
まゆ「はい!ありがとうございます!」
四百年前のお館様には先読みの力があったのよね。って言うか、代々有るらしいわね。近いうちに何かあるのかしら…
まぁさぁかぁー!巌勝さんに会えるとか?
そしたらぁ〜房中術はしかり。あーんな事やこーんな事を!!親が居る屋敷じゃ出来ないような事をするぅぅぅ?
しちゃいたい♡
まゆ「イヤン♡巌勝さんダメよそんなぁ〜♡」
私が妄想を膨らませて一人で悶ていると、他の柱達も集まってきた。勿論父上もだ
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