第5章 回りだした歯車が鋭すぎる
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まゆ「あっ、確かこの間の…」
この間の下衆い新人隊士の一人のようだ
巌勝「何ぃ!?こいつかまゆに下衆な事をしようとした輩は!貴様覚悟は出来ているのだろうな」
新人隊士「月柱様には用ありませぬ」
男は巌勝を含め、三人もまゆ以外の柱が睨みつけているが怯まない
柱相手に怯まず、土下座しながらまゆを見つめる男は、この前まゆを侮辱した新人隊士の一人であった
名は峰井秀人、大きな垂れ目と薄茶色の髪の毛が特徴の美丈夫である
秀人「俺は峰井秀人っていいます。まゆ様、この間は大変申し訳ありませんでした。まゆ様は強くて誰よりも誇り高き存在。俺は自分の愚かさを知りました」
巌勝「今更何を言うのだ貴様は!」
まゆ「巌勝お兄様!で、何かな?」
秀人は自分の非礼を詫た、それに対して巌勝は顔中の血管を浮かび上がらせ怒鳴りつける。斬りかからないだけマシといえよう
まゆは今にも暴走しそうな巌勝を止め、秀人の話を聞いた
秀人「俺は、俺は…まゆ様に…姉御に一生着いていきまぁーーーす!!!」
まゆ「やめんか馬鹿者っ!!」
秀人はまゆにガバッと飛びかかったが、即座に蹴りを喰らい撃沈した
ドカッ
まゆ→ヽ(#゚Д゚)ノ┌┛)`Д゚)・;' ←秀人
⊂⌒~⊃。Д。)⊃ピクピク
巌勝「まゆは可愛くてカッコイイな」
透寿郎「はっはっはっ気が強くて何よりだ!」
縁壱「流石はまゆ。綺麗な蹴りだ」
まゆの仲間だけでなく、尊敬するお兄様方も斜め上な方々だったらしい。一方、秀人はムクリと起き上がり綺麗な土下座で言った
秀人「俺、まゆ様に惚れました。姉御と呼ばせてください!!そして俺を罵って踏んでください!!お願いします!!」
一同ポカーンとなり固まった
どうやら秀人は開けてちゃいけない扉を開いてしまった模様。秀人は尚も言葉を続けた
秀人「姉御、どうか俺を舎弟にしてください!弟子なんて贅沢は言いませんから!」
まゆ「はぁ…わかった、わかったから顔上げて。私が新人泣かしたとか言われるから…」
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