第5章 回りだした歯車が鋭すぎる
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巌勝「良い案があるのか?」
縁壱「はい、例えばですが継子というのを餌にするとか。まゆに勝てれば柱の継子になる実力はあるでしょうから」
緑野「そんな事を女子に言うような輩は要らんぞ」
隼人「御免被る」
大半は嫉妬&まゆの身体目当てである。身体を餌にせずに試合に持っていくのならば、まゆに勝てたら継子にと柱に紹介するというものだった
縁壱「そのような輩がまゆに勝つ事はまずありません。だからといって油断はできませんが、身体を餌にするよりは良いかと」
巌勝「うむ…それ以外にも手は打たねばなるまい」
冴島「あるかぁ?」
隼人「なるべく仲の良い隊士と常に一緒に居る事では?まぁ、任務の関係で四六時中は無理だがな」
緑野「居られる者が居たら良いではないか」
桃太「普段は柱同士で任務は組まないっすよね。そんなら合同任務であれば、俺か火野か三浦辺りと組ませるとかしたら良いと思うっす!まゆを熊だと思ってる奴等なんで大丈夫っすよ。しかも雄の熊(笑)」
まゆ「あはっ、 まゆは熊タソぉ〜wwwって、熊いうなコラッ!!ってか映司もかいっ、ショックが大きいんですけど!?」
朔也にその一件を報告。合同任務にはまゆの実力を知っていて男気に溢れ、更にまゆを熊だと思っている隊士を行かせる事となったのだった
単独任務のさいは、本部に帰って来た時になるべく一人にならないようにと、釘をこれでもかという位に挿されている
「こんな可愛い熊が居るかい!!」と、まゆはふてていたが仕方がない。仲間思いでまゆに過保護な男達が周りに集まっているのだから
それから数日経ったある日の任務終わりに、まゆが継国兄弟や透寿郎と一緒に、本部の食堂に飲みに来ていた時に事件は起こる
まゆ「お酒っ!お酒っ!わーい♪」
巌勝「飲み過ぎるなよ?お前は飲み始めると止まらん(私と二人きりなら良いがな。くくっ、甘えるまゆが愛い!まぁ、この間は理性が危なかった…)」
縁壱「まゆは大酒飲みですからね」
透寿郎「とりあえず芋だな!!」
和気あいあいと食堂に向かっていると、一人の男が現れ、いきなり土下座をかます
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