第5章 回りだした歯車が鋭すぎる
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巌勝は自分の膝の上で足をパタパタさせて怒るまゆが可愛くて仕方がない様だ
ギュッとしてと言われ、すぐ様何の迷いも無く抱き締める辺りまゆに関しての事だと恥とか世間体などはゴミの日に捨ててきたらしい
巌勝「ん、それは酷いな。野上殿、まゆは寂しいと死んでしまう兎だ。けっして熊などではない!!」
桃太「月柱様は普段他の柱が居ない時のまゆを知らねーから言えるんっすよ!この間なんか男の隊士を完膚無きまでにブッ飛ばしてましたから」
まゆ「桃太、その話はしなくて大丈夫だから!(本当に何ともないんだってば…)」
巌勝の膝から降りて抗議しようとしたまゆを巌勝がキツく抱きすくめる。何か察したようである
縁壱「何があったのだ…桃太続けてくれ」
桃太「あ、はい。まゆよぉ、良い機会だから知っといてもらった方がいいだろーが。まゆが入った次の年から、要するに今年っすね。今までも度々あったんっすけど、この間は本部の裏庭に隊士達に呼び出されて…」
まゆ「……(心配かけちゃうから知られたくないのに…)」
ー桃太の回想と語りー
俺はまゆに来るなって言われてたんっすよ。でも何度かあったから心配で見に言ったら、まゆの事情も実力も知らねー新人隊士達に至近距離で囲まれてて…
まゆと目が合ったけど来るなって感じで目が語ってたんで、その場で待機してたんすよ。そしたら…
新人隊士1「まゆ様って準日柱なんですよね〜?」
まゆ「そうですが何か?」
新人隊士2「日柱様の継子とかどうやってなったんですかー」
新人隊士3「その可愛い顔と身体でお願いしたのかなぁ?」
新人隊士4「この身体好きに出来るなんて日柱様が羨ましいぜ!」
新人隊士5「俺達にもやらしてよ〜」
新人隊士共がそんな事を言ったんす。そんでまゆは
まゆ「無粋な…いいですよ(ニコッ)」
新人隊士3「流石は準日柱様、立場わかってんじゃん」
新人隊士1「よっしゃ!その身体でタップリ楽しませてね〜」
了承しちまって、そいつ等がニヤニヤと気色の悪い笑い方してて、ヤバイと思って飛び出して行こうとしたら…
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