第5章 回りだした歯車が鋭すぎる
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巌勝の言う通り、竜は昔から顔は良くてもモテないのだ。何故なのか、それは性格にある。スケベで明け透けで己の煩悩を隠せず暴走をしてしまい、ナンパした女子に『キャー変態!』『キモい』等と言われ振られてしまうのだ
隼人「どうも竜は自己評価が低くてなぁ…何故かは俺にもわからんが年々酷くなる」
まゆ「巌勝お兄様も縁壱お兄様も最高にイケメンで強く、おまけに優しくて背が高くて逞しくて♡竜兄さんは多分、昔から自分と比べちゃって自ら凹んでるんですよ〜」
緑野「まっ、近所にこれだけの男が二人も居たのではそうなるのも分からなくはないな」
金次「二人ともええ男やからなぁ」
縁壱「そんな事は…」
巌勝「そうなのか?」
まゆにしか興味のない継国兄弟は、自分達がモテるモテないに対して無頓着なのだった。竜に言わせれば『はっ、イケメン様は余裕ですねー!コンチキショーが!!悔しくなんかないわぁぁぁ』である
まゆ「無自覚は罪ですよ〜女の子達がキャーキャー言ってるの知らないでしょ〜?おかげで私は隊士の女の子に敵認定されちゃいましたからね(笑)まぁ、仕方がないですよね」
桃太「この前、小早川とか白石に何か言われてたな、準とはいえ柱にアレはヤバイとか思わねーのなwww」
他の女隊士はまゆを正直なめきっている。会うたびに『ブス』『柱だからって調子に乗るな』『チヤホヤされててムカつく』等と、罵声を浴びせられているのだ。他の柱が居ない時に言うので非常に質が悪い
まゆ「そうそう『イケメン男子皆っていうか継国兄弟は私達のもの何だからね!このブスっ』だってさwww」
巌勝「なんだその女達は、まゆはこんなにも可愛いのにか!?」
縁壱「兄上の言う通り。まゆは世界一愛い」
隼人「普通じゃないか…?(汗)」
巌勝と縁壱はまゆが世界一可愛いと言うのに対し、隼人は普通と言う。今迄あまり喋らなかった桃太も喋りだす
桃太「まゆはよぉ、顔は可愛いが熊だかんなぁ!入隊前に十二鬼月倒すとか人外だわwww」
まゆ「また熊とか言うしっ!巌勝お兄様ぁー桃太が熊扱いする…私は傷つきました!ギュッてしてください(泣)」
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