第5章 回りだした歯車が鋭すぎる
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無事に巌勝の月柱昇格のお披露目も終わり、いつもの如く日柱邸に派遣の隠を呼んで宴会である。今回の乾杯の音頭は幼馴染アピールで隼人が勝ち取った
隼人「えー、甚だ僭越ながらぁこの度ぃー乾杯の音頭をとらせていただきますぅ御影隼人とぉ申します」
冴島「知っとるわwww」
緑野「間延び感凄いな」
今回メンバーはコチラっ
隼人、緑野、冴島、金次、縁壱、巌勝、まゆ、そして桃太
桃太はまゆと出会って少ししてから、冴島に頼み込んで継子になっていたのだ。それは、まゆに背中を任せられるようになりたい一心だった
隼人「えー継国巌勝は私の幼馴染でありぃー、弟分でしてぇー、幼い頃からぁ努力を積み重ねー」
冴島「祝言かよっ」
金次「親戚の叔父さんみたいやなぁー」
隼人の乾杯の音頭が凄く長いので75%カットしました
隼人「継国巌勝の月柱昇格を祝して乾杯っ!!」
皆「「「「「乾杯!!」」」」」
最早親戚代表のスピーチ的な長い長い乾杯の音頭が終わり、漸くどんちゃん騒ぎタイムである
金次「巌勝もまゆと仲良かったんか?」
まゆと巌勝の事は、当事者と縁壱と桃太、御影兄弟しか知らない。つまり、まゆが酒の勢いで話した元カレが巌勝だとは知らないのである
もう一度言うが、知らないのである。桃太は巌勝が鬼殺隊に入隊した時にまゆから直接泣き付かれたので知っている
巌勝「あぁ、毎日一緒に稽古をしていた」
冴島「あー、幼馴染だもんなぁーまゆの過去の男知ってる感じ?」
緑野「随分と泣いてたな。岩下ぁー、樽酒置いといてー」
岩尾「はい、ただいま!(村シリーズが終わった…)」
白目をむいている岩尾君、彼は一体いつになったら憶えてもらえるのかは誰にも分からない…
隼人「その話は良いではないか、祝の席だからな(知らないとは、真に罪だな。巌勝は繊細故に守らねば!)」
隼人は巌勝を守ろうと話題を終わらせようとした。顔には出さないが縁壱も結構焦っている様で冴島を止めようとする
縁壱「冴島殿、まゆはもう大丈夫ですから止めましょう(兄上が固まってしまっているではないか…)」
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