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【鬼滅の刃】過去も未来も〜R18〜【継国兄弟】

第5章 回りだした歯車が鋭すぎる






まゆ「美味しい!小峠さんが天才過ぎて祀りたい!あっ、稽古って今の時間ならは本部ですよね?」

縁壱「あぁ、どうかしたのか?」



まゆは気になる事があるのか、稽古場の場所を聞いている。縁壱は、いつもしない質問に不思議に思いながらも返答をする



まゆ「いえ、兄達が居れば朝方話した事を言っとかないといけないんで!特に竜兄さんは心配していましたから」

縁壱「確かに竜は煩いな。しかしまゆの口から言って隼人殿達が納得するのか」

巌勝「その件は私から言おう」



巌勝は四年前のあの日、まゆを手放した事を心底悔いている。まゆが何と言おうが自分が筋を通し、自分の父とまゆの父を説得して結婚すべきだったのだ。『今度こそは』という想いで心も頭もイッパイなのだった



まゆ「巌勝お兄様が何て言われるかわかりません!ならば先に私の口から言った方が良いのでは?」

巌勝「私はまゆと別れた事を悔いている。男として、二人で幸せになる道を行くべきだったのだ。何と言われようと構わん…」

縁壱「まゆ、兄上は覚悟の上だ。こういった事は男に任せておけば良い」



別に巌勝がまゆを捨てたわけではないので、御影兄弟で竜以外は怒っていない。しかし、他の兄弟も中々複雑な心境であるが故、血の気の多い御影兄弟の事、快く了承とはいかないとまゆは思っている



まゆ「でも、殴られるかもしれない…」

巌勝「今は例え幼馴染に戻るだけだとしても、将来は夫婦として共に在りたいと思う。だが、今は許しを頂かなければならぬのだ。その為ならば、何発でも殴られる覚悟はしている。それだけの事を私はしたのだから…」



まゆは付き合っていた当時の巌勝より大人になった『男』の顔にドキリと胸が跳ね顔が紅くなる



まゆ「あっ…うん、わかった!(私の知らない間に大人の男の人の顔になったんだね…何か悔しいなぁ)」

巌勝「あっ、あぁ…任せてくれ(その顔で上目遣いは反則だろう!)」

縁壱「では早く食べて本部に行こう(胸が痛い…)」



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