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【鬼滅の刃】過去も未来も〜R18〜【継国兄弟】

第5章 回りだした歯車が鋭すぎる






巌勝はまゆを胸元に優しく引き寄せた。付き合っていた頃のように、熱の篭った視線でまゆを見つめる



まゆ「私はもう十七歳で立派な大人ですから♪(やめて抱きしめないで…)」

巌勝「相変わらず愛いな…まゆ」



柱を除く周りの隊士は、その光景を見ても何とも思わない『あー継国兄弟はまゆ様にはそんな感じなんだなぁー』程度である



まゆは粉々になりそうな心を必死で抑え込み、巌勝に答える



まゆ「やだもぉー巌勝お兄様も益々格好良くなりましたね!(好きなのも、泣きそうなのも悟られてはイケナイ。私は一体どうした良い!)」

巌勝「ありがとう。まゆに言われるのが一等嬉しい…さぁ稽古を始めよう、相手をしてくれるか?」



巌勝はまゆを稽古に誘い、手を引いて歩き出す。その表情は恋仲の女性を見つめる男の顔であった。そんな光景を隼人は『巌勝は今でもまゆを…』と、難しい顔をして二人を見ていた



縁壱「兄上、呼吸をお教え致します」

まゆ「巌勝お兄様は何の呼吸なのかな〜楽しみ♪」

巌勝「あぁ、頼むぞ縁壱。まゆが期待してくれるのならば、全力で応えねばな」



その日の稽古は無事に終わり、それぞれ任務へと向うのだった



まゆ「そう言えば縁壱お兄様、巌勝お兄様はいつから任務なのですか?まぁ、日輪刀が届かなければ無理ですが…あと住まいは?」

縁壱「ん?日輪刀が届くまでは仮の日輪刀を持って私や他の柱の任務に同行する事になっている。今日は私で、明日はまゆの任務だな。住まいは本部に隣接した寮か私の屋敷だが…兄上どうなさいますか?」

巌勝「縁壱の屋敷で世話になろうと思う。その方が稽古も捗るだろう(まゆが居るのだろう?ならば縁壱の屋敷一択だ)」



まゆは必死に取り繕う。別れたとは云え、好きな男を傷付けたくないからだった



まゆ「そうですか!これからよろしくお願い致します。巌勝お兄様、任務頑張ってくださいね。今夜は私は友達と二人で飲みに行ってきまぁす♪(日柱邸に…私の任務にも同行?そりゃあ巌勝お兄様の事は嫌いじゃないよ、だから辛いのにね…ある意味運命なのかな)」



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