第5章 回りだした歯車が鋭すぎる
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ー唐突に某最高指導者達ちょい役出演ー
サッちゃん『いやぁー読者様毎度すんませんなぁ〜!おおきに!ってキーやん魔族に祈られてんで〜』
キーやん『無理ですね』
某最高指導者達が冷たいので、まゆは救済されないらしい。その間も縁壱と巌勝は話を進めているようだった
縁壱「兄上お怪我はありませんでしょうか」
巌勝「あぁ、大丈夫だ。縁壱、お前は何故あの様な化け物を殺せるのだ。私は強くなりたい…頼む、教えてくれ(この強さを、この力を我が物にしたい。縁壱、俺はお前を超える強さが欲しいのだ!)」
巌勝は胃の腑を灼きながらも、縁壱に教えを請うのだった
縁壱「私は今、ある事をきっかけに鬼殺隊という組織に属し、先程の化け物、言わば鬼を狩る事を生業としておりまして、独自に編み出した呼吸と云うものを使い鬼を狩ります」
巌勝「その組織的に入れば強くなれるのか?ならば私は鬼殺隊に入る!(お前は何処まで俺の先に行くのだ。いつまでも亀の歩みなどしておれるか!!)」
巌勝の鬼殺隊入りを承認した縁壱は、まゆの懸命な祈りも虚しく、自分と巌勝の元へ呼び寄せる
縁壱「兄上、私の扱う日の呼吸と云うものを受け継ぐ者、継子を紹介致します。隠れてないでおいで」
巌勝「継子?」
巌勝が鬼殺隊に入るのならば、いずれ会うだろう。故に逃げられないとまゆは悟り脚を震わせながら姿を現す
縁壱「兄上は知っているだろう。まゆ」
巌勝「まゆ?お前は嫁に行ったのではないのか!」
まゆ「あっ…わた、私は…」
巌勝は吃って上手く喋れずにいるまゆの元に駆け寄り抱きしめる。その光景を目の当たりにし、縁壱の心臓がドクンと跳ねた
巌勝「まゆ!あぁ、会いたかった…まゆ、まゆ、まゆ!!」
まゆ「巌勝お兄様…お久しぶりでございます(会いたくて、会いたくなかった人…落ち着け私!)」
縁壱「兄上…(まゆの元恋仲の男というのは兄上なのか?いや、まさか流石に無い…)」
縁壱は疑問に思うが確証はない。自分とてまゆと再開した時は、とても嬉しくていつもより心が浮き立ったのだから
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