第3章 女たらし*シンドバッド*

─コトside─


只今、ガールズトーク中。


『もう…私、嫌よ……』

ﾔﾑ「まぁ、王様の女遊びは今に始まった事ではないしねぇ……」

ﾋﾟｽ「だよねぇ。あーあ、王様は欲張りだよ！こんなに可愛いコトを独り占めしてるくせに、他の女のところに行くなんてさぁ～」

ﾔﾑ「そうよねぇ。しかも、コトは王様より5つ以上若いんだし……新しい相手っていうのも……」


『………誰かに乗りかえちゃおうかしら……』


ﾋﾟｽ「そうそう、乗りかえるっていうのも～………って、えっ？！」

ﾔﾑ「ちょ、ちょっと待ってコト！本気で言ってるの？！」

『だって……シンは私に魅力が無いから他の女のところに行くんでしょう？！だったら、別れた方がマシよっ……！(泣』

ﾔﾑ&ﾋﾟｽ「コト…………」