第3章 心配性*紅明*
考えすぎって……!
明「これでも、考え足らないくらいです!貴女が無事に帰ってこれるようにもっと対策を──」
言い終わらない内に
唇にピトッと人差し指を置かれる。
明「っ……」
『……落ち着いてください、紅明様。相変わらずの心配性ですね…私は大丈夫ですよ』
明「で、ですが……」
すると、指越しにチュッと口づけをされる。
明「っ///琴……」
『私は、紅明様のモノです。紅明様以外の男性には寄り付かないし、寄り付かせません。例え、一国の王であってもです。それに……』
そう言うと、自分の人差し指を
唇に付ける。
『私は……"コレ"だけで充分頑張れますよ///』
明「~~っ//////」
な、なんて可愛いことを言うんだ……!
ゆで上がってしまいます……///