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R18夢専用 ♡ 濃蜜ドロップス

第3章 ♡そこは狂った愛の底♡ ※ヤンデレ


 

夢乃が京都に来てからの三年間、零一は夢乃に優しくしてくれた。

叔父や叔母よりもずっと、異常なまでに。

義理の兄に優しされるのは嬉しい、だけどたまに変な違和感を感じるようになった。

たとえば、家にいるときも夢乃を遊びに誘っては、膝の上に抱いて「夢乃は可愛いなぁ。ほんま可愛い」と言って髪や頬を撫でる。

側から見れば仲睦まじい光景だが、夢乃は内心、言い知れぬ恐怖を感じていた。

零一のその穏やかな声、優しい指先、美しい瞳から全てを飲み込まれるような感覚。

逆らってはいけない。逃げてはいけない。と本能を支配する。


今だって、そう。



「はい。綺麗になったで、痛くないやろ?」

「うん……ありがとう」



零一の指先に付いた黒い砂利を見て、どこかおかしいと思いながらも夢乃は礼を言った。



   
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