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R18夢専用 ♡ 濃蜜ドロップス

第2章 ♡アラブの王様に飼われるお話♡





ライールのベッドの横には大きなクッションがいくつも置かれており、そこに降ろされた夢乃はフワフワな羽毛布団をかけられる。



「外に、いくの……?」

「ああ。私の兄も亜種を飼っててな。夢乃を一目みたいらしい。私が初めて亜種を飼ったものだから、気になっているんだよ」



そう言って、夢乃の頭を撫でると『いい子でおやすみ』と呟いてライールはベッドの灯りを落とした。



(ライール様…優しい……あったかい)



ライールに拾われてから、はじめてのことがたくさん起こった。

亜種と言われて、ペットのように可愛がられる。


戸惑うこともあるけれど、ここに居たい、ライールと一緒にいると安心だと心の底から思う。


けれど未だに、ライールに出会った日の以前の記憶は思い出せないままだった。



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