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R18夢専用 ♡ 濃蜜ドロップス

第2章 ♡アラブの王様に飼われるお話♡



再び使用人達が現れ、大皿に乗った様々な料理を運んでくる。

香辛料をふんだんに使ったそれ等は、匂いだけで空腹を刺激するが夢乃はネコ。

主人であるライールと同じ食事を食べることはできない。

ちゃんと夢乃用の食事が用意されるのだ。


夢乃の前に用意されたのは、食べやすく小さく切られたパンと柔らかく煮込まれた鶏肉、そしてマグに注がれたミルクだった。


夢乃はまだ食器が扱えない為、使用人が差し出すままにスプーンの上に乗った食事を口にする。


隣ではその様子を見つめながら、機嫌が良さそうにライールも食事を摂っていた。

残さず食べ終えると、使用人がライールへとマグを渡す。


ライールは夢乃を抱き寄せて、その唇にマグを近づけた。

なぜだか夢乃へのミルクは、ライールがやると決まっている。



「んっ…ん………」



流れ込んでくるままに、コクコクと喉を鳴らす。

さほど量が多いわけではないので、すぐに飲み終わった。






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