第2章 ♡アラブの王様に飼われるお話♡
「この首輪など夢乃の首に似合いそうだが」
そう言ってライールは薄い桃色の革の中心に鈴がが飾られた首輪を夢乃の首に当ててみる。
「ああ、これはいいな。これにしよう」
ライールが満足気に頷いている。
首輪に興味みはない夢乃だが、ライールが嬉しそうなのでそれならいいと何も言わずに大人しく膝の上で座っていた。
「これに名前を、今日中にしあげてくれ」
「かしこまりました」
使用人達は頷いて、盆に乗せらた首輪を持って退室していく。
そしてここから、夢乃にとって至福の時間がやってくるのだ。