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R18夢専用 ♡ 濃蜜ドロップス

第2章 ♡アラブの王様に飼われるお話♡


 


「嫌なのは分かるが、首輪がないとまた砂漠で迷子になってしまうぞ?」



そう、ライールの宮殿は都市の中に存在するが、砂漠も近い。

果てのない砂漠ではないが、それでもまだ知能が未熟な夢乃が迷えば帰っては来れないだろう。


泣きそうになりながらも反論できずに押し黙る夢乃を、ライールはクスリと笑いながら自身の膝に乗せる。


すると後から部屋に入ってきた使用人達が、金細工の施された盆を手にライールの前に並び差し出した。


そこにはいくつもの首輪が乗せられており、その全てに小さな鈴が付いている。


ライールが首輪を手に取るたびにリンと小さく鳴り響いた。


    
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