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R18夢専用 ♡ 濃蜜ドロップス

第2章 ♡アラブの王様に飼われるお話♡





「亜種がライール様を見下ろすなど頭が高い」



怒ったようにカイン様が言う。



(ひぃ、……この人、こわい…………)



顔は綺麗だけれど、冷徹な態度がどうも苦手だ。

倒れ込むように膝をついたからか、すぐ近くにライール様の顔がある。

褐色肌に美しい瞳を持つ、美丈夫だ。



「これはまた妖精のようだ。これほどに美しければ愛でて止まないだろうに、砂漠に捨てられるなどお前は一体なにをしたのだろうね」



ん?と片眉を上げて、顔の下に手を添えるライール様を見上げることしか出来ない。

ライール様が何を言っているのか言葉は分かるけど、その意味を理解できないでいたからだ。

何をしたと聞かれても、何も自分の中に残っていないのだからうまく答えられない。




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