第1章 ♡うちの姪がビッチすぎて困る♡ 完
…………なんなんだよお前。
1人で勝手に暴走して、蒔田にいいように絆され馬鹿げた話に乗っちゃったりして。
ホント、馬鹿だな………。
馬鹿なくらい、可愛いな。
でも、それ以上に俺の方が馬鹿だ。
俺は夢乃を抱きしめると、夢乃が潤んだ目を瞬かせる。
「………透くん。下、硬いの当たってるよ」
「お前が可愛いから、ずっと我慢してたけど俺はお前のこと可愛いって思ってるし、他の男にもお前を触らせなくない。つまり、俺も………夢乃と同じ気持ちだよ」
もういい。あれこれ自分に言い訳しても無駄。
秋川さんや、蒔田のおかげ………いや、秋川さんはそうだけど、蒔田のせいで自分の気持ちに気付いてしまった。
夢乃が可愛い。
姪としてでなく、夢乃が好きだ。