第1章 ♡うちの姪がビッチすぎて困る♡ 完
「いやいやそんなんじゃないんで。ねぇ夢乃ちゃんからも言ってよ。このままじゃ加賀美さんと気まずくなっちゃう」
「おじさん、安心して?蒔田さんとは最後までしてないから♡」
ニッコリと俺に向かって笑顔を向ける美男美女。
……え?なんでコイツらこんな軽いノリなの?これが今どきの若者なの?叔父さん全く理解出来ないんだけど。
「じゃ、私もう学校行ってくるね!」
「えっ、ちょ!まだ話が……」
「今日、日直なのー」
叔父的威厳を示すべきではあるが、学校へ行く高校生を誰が止められようか。
『帰ったら続きを話すからな』と告げるに止めて、リビングから出て行く夢乃を見送った。