第1章 ♡うちの姪がビッチすぎて困る♡ 完
家に着いて、俺は夢乃をベッドに座らせると自分もその前に座った。
きちんとした大人たるものまずは、謝罪と誠意ある対応を。
『夢乃さっきは悪かった。ひとまず俺の話を聞いてくれないか』
よし、これでいこう。
「蒔田と最後までしたのか?」
実際に口から出たのは、前置きも何もない直球もいいところの言葉だった。
「……なにか問題でもある?」
夢乃は俺の真っ直ぐ見つめて言い返した。
いつものぽわんとした問いかけではなく、どこか反抗するような口調で思わずたじろぐ。
「蒔田さんとえっちしたらいけないの?叔父さんになにか問題でもあるの?」
「それはだって……」
「透くんだって、他の女の人とえっちしたのに!」
「あれは……」
「私、頑張ったのに!馬鹿みたいじゃん!」
…………え?
頑張ったって何?毎日の奉仕のこと?それともお前のモノだけで我慢してやってたのにってこと?
なのに俺が他所でムスコを触らせたから怒ってるのか?
………そういう約束してたっけ?
じゃあ、俺のせいってこと……なの、か?