第1章 ♡うちの姪がビッチすぎて困る♡ 完
「わぁ。ホントに殺し屋が来たかと思いましたよ」
「……マジでそうしてやってもいいんだぞ」
蒔田を押し退けてズカズカと上がり込むと、一直線にベッドへと向かった。
夢乃は、大人しくベッドに座っていた。
上は蒔田のシャツだが、ボタンは上まで止められていて下も履いている。
俺は無言で近づくと、夢乃の腕を掴んでそのまま玄関へと向かった。
夢乃も無抵抗にされるがままだ。
「叔父さんが嫌になったら、また来てねー」
まったく悪びれた様子のない蒔田を、なんとか殺(ヤ)れないかと本気で考えたが、今は準備不足だ。
また日を改めることにする。