第1章 ♡うちの姪がビッチすぎて困る♡ 完
「蒔田…!なんでお前が……」
『夢乃ちゃんが俺を頼って来てくれたんですよ。だから心配しないでくださいね、叔父さま♡』
ニヤニヤと笑う顔が浮かんでくるような声に、安堵の後に苛立ちが込み上げてくる。
「夢乃はそこにいるんだな」
『家出するほど嫌なことがあったんでしょうねぇ。夢乃ちゃんが可愛がってたチンコをどこかの美人に取られちゃったとか』
「別に取られてねぇよ。夢乃に代われ」
『夢乃ちゃんなら今シャワー浴びてますけど?』
は…………?
なんでだ。と言いかけた瞬間。
『あ、夢乃ちゃんおかえりー。着替えだしといたのちゃんと分かった?』
「おい。蒔田……」
『こっちおいで。髪拭いてあげる』
蒔田の声が遠くなるが、通話は繋がったままだ。