第1章 ♡うちの姪がビッチすぎて困る♡ 完
深夜。
身体に違和感を覚えて、目を覚ました。
身体というか、主に下半身に───。
「…………なにしてんだ」
顔を起こして問いかけると、俺のスウェットとパンツをずり下ろした夢乃と目が合った。
「えへ♡」
「いや誤魔化されんだろ。なにしてんだって聞いてんだよ」
「えっちなことー」
……俺はまだ寝ぼけてんのか?
フリーズする俺に構わず、夢乃がムスコに手を伸ばす、それを阻止すると夢乃は『え?なんで?』とでも言いたげな顔で、きょとんとしている。
「あ、もしかして口でして欲しい?」
「違う。そういう問題じゃない」
「だって、ここもう勃ってるよ♡」
確かに……俺のムスコはハツラツとしている、これはもう条件反射みたいなものだから、決して姪に弄られて興奮してるわけじゃないから……って違う違う。そうじゃない。
「とにかく、どきなさい。そして自分の部屋に戻りなさい」
「えー抜いてあげるよ」
「いらん。つか、こんなことすんな」
「なんで?」
いや、それ俺の台詞だし。
制するのも聞かずに夢乃はムスコを咥えようとするので、慌ててその頭を押し止めて身体を起こした。