第3章 ♡そこは狂った愛の底♡ ※ヤンデレ
「いや?なら、もっと意地悪なことするで」
「っ、……」
身体中の血が引いていくような感覚がした。
断ればもっとひどいことをされるかもしれない。
すがるように零一を見るけれど、その能面のような顔には少しの哀れみもなかった。
追い詰められた夢乃は、振り袖の帯を解いた。
「ほならそこに寝転がって足、開き」
「………そんなの、いや」
裸を見られてるだけで恥ずかしいというのに、零一の言葉に夢乃はふるふると首を振った。
その直後。
零一は夢乃を押し倒して、無理矢理足を掴んで恥部を剥き出しにしてしまった。
「いやぁ!零一お兄ちゃん、やめ……」
「大声出してええの?誰か来たら夢乃の恥ずかしい姿見られてしまうで?」
と、口を押さえられて声を飲み込んだ。
「それともこのまま口と鼻塞いで息できんようにしたろか?」
零一の冷たい瞳が夢乃を見下ろす。