• テキストサイズ

【進撃の巨人】月と青い鳥

第13章 意外と出来る子なんです



モブリットとの早朝練習は約束しているわけではなくて 私が勝手にモブリットの練習時間に合わせて参加している

ハンジに振り回されるモブリットがハンジに邪魔をされない時間が早朝だからで


『この時間なら他の団員もいないし カナコも練習する?』


そう言われてから
早く起きた朝は備品庫に行きエルヴィンが団長から許可を取ってくれた 私専用の立体起動装置を身に付ける
私はブレードを使う事は無いから刃は装填はせずに練習をしていた

モブリットの邪魔にならないように練習したり 時々モブリットの指導を受ける
練習が終わると備品庫に戻り装置の手入れして最後にモブリットが確認して合格がでたら 食堂で朝食を食べる

それが私の早朝練習のルーティンだった





備品庫でチェックをしているモブリットのブラウスの袖が破れているのに気付いた


「これくらい平気だよ」

「これくらいを放って置くと同じ所を引っ掻けて大きく破れたりするんだよ
手縫いで修理できるから縫製室に寄ってから食堂に行こう」


遠慮するモブリットを引っ張り縫製室に連れて行く ソファーに座らせてシャツを脱いでもらった


縫製係を始めてから団員の体を見る事が多くなった そして分かった事は調査兵は男女限らずに当たり前だけど全員いい体をしている

モブリットも穏やかな顔をしている癖に体は仕上がっていて 白のタンクトップ姿はかなりイケてる

背中の筋肉は兵団の中でも5本の指に入るくらい綺麗だ


修理は直ぐに終わり食堂に行くとハンジとミケが居て一緒のテーブルに座る


私の前にはハンジとミケがいて隣にはモブリットがいる

ミケの全裸は見た事がある私は さっき見たモブリットの筋肉とミケの筋肉を思い出しながらパンを噛った


「ねぇカナコ… さっきからニヤニヤしてミケとモブリットを見てるけど どうしたの?」

「ゴフッ…ゲホッ!ゲホッ…」

「うわっ!カナコ大丈夫?」


モブリットが水の入った木製のコップを差し出してくれた

申し訳無いことに私の口から飛び出したパン屑はハンジの制服にまで飛んだ


「朝から俺達でイヤらしい事でも考えたか?」

ミケは咳き込む私を見て鼻で笑った


「違う…イヤ…違わないかも…

さっき見たモブリットの筋肉がすごく

綺麗だったから……」



/ 172ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp