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【進撃の巨人】月と青い鳥

第9章 壁外調査 前日



目を閉じると リヴァイの両手が頬を包み唇が額に触れた それから左頬に次に右頬に触れ最後に唇に触れる
後頭部の髪を掴まれた…これはリヴァイの 口を開けろ の合図 深くなるキスに夢中になる


「んっ…は…ぁ…」

甘い吐息がお互いに漏れだした頃にキスが終わった

私がリヴァイを押し倒す感じでシーツの上に2人重なるように寝そべると風がはこんで来た草と花の匂いとリヴァイの匂いした でもそこに少しだけ香水の匂いが混じるから私はヤキモチを焼く

どうしようもないヤキモチを発散する為リヴァイの肩にガシガシと噛みついた


「カナコ 悪かったよ分かったから」


癇癪をおこす私をリヴァイは子供をあやすように頭を撫でる


「今日は一緒にお風呂入って力いっぱいゴシゴシ洗う!」


「ハイハイ…全身洗ってもらうよ」


リヴァイは簡単に私をひっくり返して上になった


「もう仲直りしようか…奥さん」


私を見つめながら私の左手の薬指にある指輪にキスをした

濃い灰色の瞳はいつもと同じで真っ直ぐに私の全てを見てくれる その瞳に私は弱いのだ


「目は閉じないから」

今はその瞳を見ていたい…

ゆっくりと近づいてくる瞳を見つめていると柔らかな唇が重なった


「リヴァイの薄い唇が好きだな…」


「俺はカナコの下唇だな…ふっくらして気持ちいい」


言いながらリヴァイは私の下唇を啄む

「ん…そんな風にキスするから…私の下唇が腫れちゃうんだよ」


リヴァイの後頭部の髪を掴むとリヴァイは笑い口を開けた 私からキスを深めていきリヴァイの首に両手を回した お互いに夢中になっていると



「まーたイチャイチャしてるぅ」


「本当になにやってんだかね…綺麗な景色を見なさいよお2人さん」


気付くとイザベルとファーランが呆れ顔で馬から私達を見下ろしていた




2人は馬の装備を外してからこっちに歩いて来た


「本当に何年たっても仲がいいことで」


ため息と共に言うと買ってきてくれた飲み物と果物をシーツの上に置いてリヴァイの隣に座る


「変な顔しやがって クソでも我慢してんのか?ファーラン」


「呆れてんだよ!」


「俺は兄貴とカナコのイチャイチャを見るのは好きだぞ!2人共可愛いもん」


パンを抱えたイザベルは私の隣に座った


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