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【進撃の巨人】月と青い鳥

第9章 壁外調査 前日



厩舎に着くとリヴァイが自分の馬に鞍を着けていた


たしか…近寄る時は左側から寄るようにして 首のあたりを軽く叩くように挨拶をすると馬が驚かない…


リヴァイの馬に近寄り首を撫でたら鼻をすり寄せてくる


「可愛いい…」

「あぁ…それにこいつは賢い カナコは馬の扱いは教えて貰ったのか?」


「エルヴィンの馬に乗せて貰った時に教えてくれたのを覚えたからね」


リヴァイは私から荷物を取ると馬に装備してある皮のバッグに入れた

身長が私の方が高いからエルヴィンの時とは違いリヴァイが前で私が後ろだ

リヴァイのお腹に手を回し背中に体を寄せて肩にアゴを乗せるとふわりと香水の残り香がした





『他の団員に呼ばれた…』イザベルの言葉と ミケと女性団員の姿を思い出す


「そのマント懐かしいな…どうした?少し速いか…」

お腹に回した手に力を入れたからリヴァイは馬の速度が早いのかと心配してくれてる


「ううん…速さは大丈夫 香水の匂いにヤキモチ焼いてる」


くっついてる背中が萎んでリヴァイが息を沢山吐いたのが分かった


「ファーランとイザベルは?」


「あいつらは市場に寄ってから合流するよ イザベルがパンを沢山買って来るから先にカナコを連れて行けって言われた」


「厩舎に来る前にね ミケも女性団員に抱きつかれてた 抱きしめてもいたけどね
壁外調査前は告白されたりする事が多いってエルヴィンが言ってた リヴァイ愛想悪いのにモテるんだね…」


「馬鹿が…俺の全部はカナコに捧げたままだ 余計な心配はしなくていい」


「心配はしてないけど 私のリヴァイに触れて欲しくないって思った…だけ…自分勝手なヤキモチ」


「カナコのヤキモチなら悪くねぇ 」


リヴァイは右手を手綱から離して肩に乗せている私の頭を撫でてくれた



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