第5章 目の前にあなたの顔
カラ松は余裕が無さそうな様子で私に向かって腰を打ち付けてくる。2人してものすごい量の汗をかいているから終わったらお風呂だななんて呑気に考えていたら、カラ松の腰を動かすスピードが速くなってくる。私の気持ちも高揚する。
「いあっあっあん。カラ松、カラ松っ好きああっ……。」
「ああ、俺も大好きっだ……。好きって言うとみちるのアソコ締まるなっ。」
「あっあん、えっ……あああっんなっに?」
「ああ、みちるが好きだ、大好きだぞ。好きだ……。」
カラ松は低音で優しい声を耳元で囁いた。私の体がそれに反応してしまったのか、子宮のあたりがキュンキュンと締まっている感じになっているのがわかる。それと同時に律動がさらに速くなっていくのを感じた。
「ああっすごい……締まるっみちるイッてもいいか?」
「ああああっ、私もイキっそう……あっあっあっああっん。」
「あっあ俺も……っみちるイクっ。」
カラ松は急いで私から自身を取り出し、私のお腹に温かいものをかけた。
「はぁっはぁっ……っもうっカラ松ってばやめてくれないから。」
よく見ると2人とも汗やら何やらでびしょびしょの状態になってしまっていた。シーツは汗でびしょびしょで寝るところがあるのかどうか。
「すまない。でもハニー。君が魅力的すぎるのもいけないと思んだが。」
「そんなこと言って、私も流されちゃうけど。好きだし。嬉しいし。」
「ハハハっみちる、お風呂に一緒に入ろうか。」
優しい掌が私の頭を撫でる。その目線は優しくて、私のことを慈しむようにみてくる。毎日やるのは嫌だけど、こうやって撫でられると仕方ないなって気持もしてくるから不思議だ。2人してお風呂に入って今日は居間に布団を敷いて一緒に寝ている。
「おやすみハニー。」
「カラ松おやすみなさい。」