第3章 夜勤に行きたくない。
カラ松サイド
みちるさんはとても辛そうな顔をして、行ってしまった。俺は、疲労感からかリビングの絨毯に横になることにした、それにしても仕事とは俺が思っている以上にとてもハードなものなのだと思う。みちるさんはとても行きたくなさそうにしていたし、きついものなのだと思う。それにみちるさんは朝から調子が悪いのか、何処となく昨日よりも距離を感じた。俺の気のせいだとは思うが。
そういえば、昨日、みちるさんと一緒にあの場所にいったとき、俺が倒れていた場所に一ヶ月後帰すと書いてあった。最初はそれを見た時、あぁ帰ることはできるけど一ヶ月後という長い間みちるさんと一緒にいることができるのかと思ったら自然と笑みが溢れた。もちろんブラザーたちには会いたい気持ちもあるが、それよりも俺はこの生活を気に入ってしまっている。
もし、本当に帰れるとしたら、
「みちるさんとは、離れることになるのか…….。」
でもそうなったとしても悲しくはないんじゃないか……..?でもみちると離れる時が来るのかというのを考えると少しだけ胸が痛むような気がした。
もしかしたら俺はみちるさんに恋をしているのかもしれない。俺はいろんな女性を見てきてはいるが、心が打たれるという女性は今まで居なかった。楽に話ができるのもみちるさんだ。でもまだ2日だぞ?そんなに早く恋に落ちるものだろうか。よく考えてみると、童貞だからただ単に下心で見ているだけなんじゃ?とその日はみちるも夜勤ということもあり、俺はいろんな考えを巡らせていた。
ふと視線をテーブルの方へやると、みちるさんが忘れてしまったらしい弁当が置いてあるのに気がついた。