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仮面ライダーエンゼルエルフ

第3章 ファーストキスという名の異変


 そうだ、と士が勢い良く立ち上がる。「ん?何?」「姫P、その髪、長過ぎるから、美奈子達が虐めるのが楽しくなるんじゃないのか?」士が唐突的に言ったので、姫は驚いた。「へ?」「リボン解け」「う、うん…」姫は士に言われた通りにリボンを解く。パサッと、髪が降ろされ、腰ぐらいの髪の長さだと一目で分かった士は続けて言った。「待ってろ」「う、うん…」士はハサミを探しに寝室の隣の部屋に入って、ハサミを持って来る。「姫P、印象を変えたら虐めるのを止めるかもしれない」「士君、それって…」姫がどういう事か理解したのと同時に答えを言う。「あぁ。そいう事だ」士が白雪姫ぐらいの髪の長さでバッサリと姫の髪を切る。はらりと切られた髪が落ち、士が細かい髪等を掃除していく。終始姫は驚いてばかりだ。士が綺麗にし終えると、姫に鏡を差し出す。「?!可愛い…」姫がそう呟くと、士はドヤった。「士君大好き!あリがとう!」士に飛び付く姫。だが、ラインが鳴り響く。士は必死に出るなと合図を送っている。同時に携帯も没収。士の読み通りだった。美奈子からのライン。呼び出しだ。姫は直感した。士と二人っきりで居る方がマシだという空気を姫は読んだ。その日の呼び出しは士と楽しむことでキャンセルした。
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