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仮面ライダーエンゼルエルフ

第3章 ファーストキスという名の異変


 姫は掃除を終えて、道具も全て片付けて一段落したのでソファーに腰を掛けている。(明日はいよいよ夏祭りか〜。士君と何するんだろう)ふと姫がそう思っていると、士がスタジオに写真を持って入って来た。「姫Pにこれをやる」そう言って士は姫に猫の写真を差し出す。そして礼を言いながら受け取る姫。この光景を聞き耳を立てている海東。
  翌日の夕方。士が待つ河川敷に向かう様、海東から言付かった姫は河川敷に向かっていた。もちろん、浴衣も来ている。士に見せたい。その一心で河川敷に向かうが、そこには美奈子と海東が待ち受けていた。「なんで?!士君は?!」姫は二人に聞く。「さぁ、士は何処だろうね」「?!」姫は小屋の近くの崖に向かって走ろうと踏み込む。が、海東が足を引っ掛けて転ばせる。「?!酷い!士君に見せる為の浴衣が……」姫はショックだった。その隙に海東は左肩の古傷にネオ・ディエンドライバーの銃口を向けた。「残念。士の所には向かわせない」姫は絶望を覚えた。
   一方、士は姫が花火の絶景スポットだと語っていた山下邸の近く、もちろん小屋の近くでもある崖で姫を待っていた。下駄の足音。姫かと振り返ると、姫が泣きながら士に抱き着く。「何があった?」姫に問う。「海東さんと美奈子ちゃんに殺されると思った」「で?」「命からがら逃げて来たに決まってるじゃない。その時に下駄壊れて、足挫いちゃったの」姫の説明でどれだけの恐怖を姫が味わったのか理解した士は安心させる為に姫にキスをした。
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