第9章 睡眠【※不死川実弥】
「そうだよなァ。無理矢理になんかしたら……、」
そう言って、実弥は気持ちを落ち着けると、穏やかな表情で、目の前の陽華を顔を見た。実弥の気持ちなど知らずに、幸せそうに眠っている陽華を見て、自然に笑みが溢れる。
「本当に、お前は…、」
そう言って、伸ばした手の甲で、陽華の頬を優しく撫でる。
「うぅ…ん、」
その温もりを寝ながらも感じ取ったのか、陽華はその手に安心したように擦り寄ると、
「むにゃ…、実弥……好きぃ…。」
と、微笑みながら、嬉しそうに呟いた。
すると、その次の瞬間…、
ガシャンッ!!
大きな音を立てて、実弥の理性が崩れ去った。
実弥は白実弥を乱暴に掴み、部屋の隅へと勢いよく投げつけると、陽華の下半身に、よつん這いに覆いかぶさった。そのまま、上目遣いに陽華を見る。
「陽華、今のは合意ってことで、いいんだよなァ?」
実弥はそう問いかけると、視線を陽華の下半身に戻した。意識を失い、無防備に曝け出されたその場所を、ゆっくりと指先でフニフニと押してみる。
すると、布地が水分を吸ったのか、じんわりとシミが広がった。
(…これ、もう濡れてんじゃねェーか?)
先程の胸への愛撫中、かすかに息を乱していた。その時のか?
そんなことが頭を過る。
実弥はゆっくりと布地をズラシ、直に触れてみた。すると、そこはもう充分に潤っていて、ヌチャッと音を立てて、蜜が実弥の指に絡みついてくる。
(直に、見てェ…、)
実弥は下着に指を掛け、ゆっくりと取り外した。目の前の現れた秘部を、ゆっくりと両側から広げていき、マジマジと見つめる。愛液に塗れたそこは、部屋の蛍光灯に照らされ、てらてらを艶かしく光っていた。
「…欲しがって、もうヒクヒクさせてんじゃねェーか。」
実弥はニヤリと微笑むと、顔を近づけ、秘部に舌先を這わせた。全体を優しく愛撫し、開いた入り口を舌先で刺激してやると、ジワッと愛液が漏れ出し、実弥の唇を潤していく。
実弥はそれが、下まで漏れないように音を立てて吸い取ると、今度は秘部の上の方にある、やらしく膨らんだ実を親指でぐりぐりと刺激した。