第8章 指南【※竃門炭治郎】
……陽華が放つ色香が、部屋の中を充満してる
匂いだけで…クラクラする なんだよ これ……、
……ずるい、陽華
こんな匂い この間はさせてなかったじゃないか
どこまで俺を翻弄するんだ
こんなの…… 頭がおかしくなるに決まってる
もう… 我慢なんて 出来るわけが…ない
「陽華…、俺……もう…、」
炭治郎の視線が、陽華を求めるように、熱を帯びる。その視線に、陽華は頬を上気させると小さく頷いた。
「うん、いいよ。……炭治郎、来て?」
炭治郎は頷くと、急いで着ていた衣服を脱ぎ去った。そして、自分の下着を取り払い、陽華の下着も脱がせると、その股ぐらに入る。
熱く猛った自身のモノを掴み、腰を近づけると、その先端を陽華の入り口へと充てがう。
「陽華、入れるぞ?」
陽華がコクリと頷いたのを確認すると、炭治郎は一回、深呼吸した。
(大丈夫だ。今日は、いけるっ!)
精神を統一すると、突き付けたモノの先端を入り口を探すように擦付けていく。やがて、クチュッと音を立てて、炭治郎の先端が陽華の中に入っていった。
「んっ…、」
陽華が、苦しそうに眉間に皺を寄せ、息を吐き出す。
「痛いか?」
炭治郎が心配して問い掛けると、陽華はぷるぷると首を振った。
「ううん、大丈夫。そのまま、続けていいよ。」
炭治郎は頷くと、そのまま押し進んでいく。
すると、初めこそキツかったが陽華の内部に半分ほど挿入ると、後はスルリと炭治郎を飲み込んだ。
(前回、一度は繋がってるから、今回の痛みはそれほどなかったみたいだ。)