第8章 指南【※竃門炭治郎】
「んっ…、」
陽華の身体がかすかに震える。
(はぁ…、陽華の中、暖かい…、)
前回はこんなに濡れておらず、指先ですら押し戻されるほど、キツく狭かった。だが、あんなでも一度は挿入を経験しているせいか、今回はするりと指を飲み込み、炭治郎はふぅーっと、胸を撫で下ろした。
そのまま、沈めた指先をゆっくりと動かし始める。
(確か……、この辺…、)
天元に教えられた場所を探して、内部の壁を擦る。一際、ざらつく場所を発見すると、軽く力を込めて押した。
「んっ…!………なんか…そこ、」
「気持ちいい?」
「ううん…、わかんない。……でも、あんっ!!」
炭治郎が刺激するように擦ると、陽華の身体が、小さく跳ねた。
「やだ…、なんか…おかしい…の…、」
「そうか…、じゃあ…もっと、試してみようか?」
そう問いかける炭治郎の指先が、徐々に速さを増していく。さらに力を込め、刺激するように出し入れを繰り返されると、陽華の呼吸が、段々と乱れ始めた。
「んっ、やだっ…まってっ…、それ以上は…、んぁっ!」
刺激に合わせて、陽華の身体が跳ねる。その姿に興奮を覚えながら、炭治郎は擦る指先に、さらに力を込め、激しく出し入れを繰り返した。
「んんっー、らめっ!……はぁんっ…、なんか…来る…、んぁあっ!!」
陽華が高く啼くと、大きく身体を撓らせた。そのまま、ビクンッビクンッと小さく痙攣する。秘部からは大量の愛液が滴り落ち、炭治郎の手を濡らしていた。
炭治郎は指を引き抜くと、濡れた自身の手を見てから、陽華に視線を合わせた。
陽華は大きく息を乱し、顔を赤く上気させながら、涙で潤んだ瞳で炭治郎を見ていた。
(どうしよう、可愛すぎる…、)