第16章 いまも交通安全
ジェラシットの攻撃を避け、ジョーとルカは斬りかかる
ジェラシット《うぅ…っ!》
アイム・ハカセ《ハァッ!》
ジェラシット《うわあああ!》
マーベラス《止めてみろ!ハァァッ!》
ジェラシット《真剣白刃取り!うわああっ!》
止めきれずそのまま斬られるジェラシット
ジェラシット《お見事!》
マーベラス《どーーもぉ!!》
ジェラシット《うおおぉ…!!》
マーベラスに横殴りに斬られ、倒れる
ジェラシット《こいつは…っ…思ったより強い…!ひとまず撤退!》
ジェラシットは逃げ、マーベラスたちは変身を解除
「君たちが海賊戦隊ゴーカイジャーだね?はい、コーヒー牛乳」
コーヒー牛乳をみんなに配っていく
ルカ「あんたは?」
「んんっ、実は私、戦う交通安全、激走戦隊カーレンジャーの…レッドレーサー、だったんだ」
「「「…!」」」
「かの、レジェンド対戦で…カーレンジャーの力を失ってしまったから、今は陣内恭介の名前で役者やってますけど」
ルカ「元カーレンジャーだったから…ザンギャックに襲われたの?」
陣内「さぁ?」
ジョー「ナビィの言っていた…交通安全に気をつけろって言うのは…」
マーベラス「こういうことか」
ハカセ「教えてください」
陣内「何を?」
ハカセ「何をって、カーレンジャーの大いなる力です」
陣内「カーレンジャーの…大いなる力…。わかった。教えよう。その代わり…」
ジョー「その代わり…?」
陣内「私と劇団作らないか?」
「「「はぁ!?」」」
『?』
陣内「子供たちに、芝居を通して交通安全を教えたいんだよ…!それまでは…紙芝居を通してやってきたんだけど……どうも1人でやる限界を感じてしまってね。で、どうだ。6色の信号機!」
ルカ・ハカセ「6色の信号機!?」
陣内「絶対良い芝居になるって!もちろん、脚本と演出と主演は私が。そして…君たちは6色の信号機になっ…て…!」
みんなは無視して歩き出していた
陣内「君たち!大いなる力はいらないのかい?」
ルカ「いや…いるけど…」
みんなはゆっくり地面にコーヒー牛乳を置く
ジョー「6色の信号機になるのは…」
アイム「他のカーレンジャーの方から頂きます」
マーベラス「行くぞ!」
マーベラスはのコーヒー牛乳も地面に置き、腕を掴んで走り出した