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(R18) kiss hug ❤︎ HQ裏夢

第67章 ❤︎ 治店長とバイト店員の初体験 宮治


「ねぇ、治君…?」
「ん?」
「このあと時間あったりする?明日休みやろ?」
「別に特に予定はないけど」
「じゃあ頑張ったご褒美欲しい」
「飯か?」
「ううん、違う」
「バイト代弾めって?」
「全然違う。あんな…」

〝私の初めてもらってくれる?〟あの時と変わらん唇の動き、イントネーション、声色。記憶が完全に重なる。この一週間そんな素振りもみせへんかったから完全に油断していた。

「だからそれは前にも言うたけど…」
「もう成人したし問題もないやろ?妹に見られんように努力もしてきたし。それは分かるやろ?」
「そら分かるけど。あん時の彼氏は?結局どうなってん」
「好きじゃなかったからキスもしてない。あのあとすぐ別れたし」
「俺の家にも来んようなったからてっきり上手くいったんかと思たわ」
「頑張って大人になったらもう一回アタックしてみよう、それだけ思って頑張ってきたの。だから私の気持ちは一切揺るいでへん。冗談抜きで、一回でいいから、私のこと抱いて欲しい」

このままいちかの目を見続けたら理性がぐらついてしまう。年齢って壁がなくなって、実際にいちかのことを女性として意識し始めてしまっている。

「もしここで断られたらもう誰でもいい。適当な人見つけてさっさと終わらせようと思う」
「あかん。それだけは絶対あかん」
「でも治君、私とする気ないんやろ?」
「そら恋愛感情ない相手にそういうことするっていうのが俺の中では想定外っちゅーか…」
「性処理に使ってくれてもええよ」
「あほ、何いうてんねん」
「それでもええから一番最初は治君がええの」

あかん、いちかがめちゃくちゃ可愛く見えてきた。断る理由がなくなった今、いちかの真っ直ぐな気持ちに俺は白旗をあげる。
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