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(R18) kiss hug ❤︎ HQ裏夢

第64章 ❤︎ 木兎光太郎はスローセックスを覚えた


そしてまた夜はやってくる。あの後も赤葦からアドバイスもちゃんともらった。でも現実は昨日の今日ということもあってなんとなく気不味い空気が流れていた。

「光太郎、昨日のことなんだけどね」
「うん…。どうした?」
「今日赤葦君に会ってたんでしょ?」
「そうだけど。え?知ってたの?」
「うん。赤葦君からメールで聞いた。光太郎ってしたいって気持ちが強い人でしょ?気持ちはすごく嬉しいのに私の我儘で傷つけたんじゃないのかなって思って」

俯きながら話す表情は明らかに暗かった。俺はいちかを責める気なんてこれっぽっちもないのにそうさせたのは俺の我儘なんだよな。

「確かにちょっとショックだったし赤葦にどうしたらいいんだろうって相談もした。でもいちかが悪いわけじゃない、それだけは分かってて欲しい」
「うん…」
「でもさ、これで不仲になんのとか絶対に避けたいしエッチはしないけどそれ以外は一緒にいたい」
「そうだね、私もその方がいい」
「でもさ、一つだけお願いしたい」
「なに?」
「今日は絶対やらしいことはしないけど、その代わり裸でくっついてていい?」
「裸…?」
「もし嫌なら下着はつけててもいいから」
「でも光太郎は大丈夫なの?下着姿で寝たりしたらしたくなったりしないの?」
「うん!なる!でもしない」
「我慢できる?」
「我慢するって約束する、赤葦に誓って」
「なんで赤葦君…」
「色々と相談にのってもらったから」
「そっか。なら光太郎の我慢に期待してみようかな」
「うん。…俺も頑張るから。ってことでそろそろ寝る?」
「もう23時か…。そうだね、明日も早いしそうしよっか」

俺はスウェットを脱ぎ捨てて先にベッドに横になった。ひんやりとしたシーツの感触が直接肌に伝わる。いちかも部屋着のワンピースを脱ぎ捨いで下着姿になる。

「なんか改めてこの格好で寝るのって恥ずかしいね」
「そう?俺は嬉しいけど」
「私はなんかドキドキするな」

恥ずかしそうに視線を逸らしながら布団を捲り、俺の隣に横になる。いつもの感触に当たり前に体は疼く。

「抱きしめていい?抱きしめるだけだから」
「うん…、いいよ」
「ありがと」

柔らかな体を包み込むように抱きしめる。付き合って初めていちかを抱いた時のような感覚だった。
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