第5章 ❤︎ 三日間ハメまくった記録 黒尾鉄朗
「もう帰るの?」
「いや?ちょっと後ろに乗ってくれる?」
「いいけど…」
後部座席に二人並ぶように座り鍵をかけるとシートにころんと押し倒した。無防備なままで受け身が取れないまま転がったいちかは両足を閉じることができずに短いスカートの間から薄い肌色のストッキングに窮屈そうに収まるピンク色のショーツが厭らしく映る。
「や…っ」
「ピンクか…。やっぱストッキングっていいよな」
「見ないで」
「いいじゃん、減るもんじゃねぇし」
「やだよ、こんなところで」
「んな怒るなって。…今の格好最高だよ?」
「私は恥ずかしい」
「それがいいんじゃん。じゃあとりあえず下着下ろすぞ?」
「待って鉄朗。ここでするの?」
「しねぇよ?まだ準備段階だから」
シートに寝かせていちかに馬乗りになるとストッキングとショーツを一気にずり下ろす。片足を持ち上げれば透明な液がキラキラと膣口をコーテングするように光っている。
「なんだよ、もう濡れてんじゃん」
「だっ、て。あんなところ初めて行ったんだもん」
「やっぱ知らない男に見られて興奮した?」
「してない…っ、鉄朗がお店でお尻触ったりするから」
「一瞬だけだろ?」
「私は恥ずかしかったの」
「じゃあ恥ずかしいと濡れる質なんだな、お前って。このままここで触ってやりたいけどそれじゃ面白くねぇもんなぁ」
箱から出したローターを充血した中心へ当てると少し触れただけでいちかは“んん…っ”とビクつかせる。
「こうやってクリトリスに当てるようにして、…そのまま下着をつける」
「や、こんなの無理」
「んで俺がこのスイッチを押すと……、振動する」
淡々と説明しながらスイッチをオンにするとヴヴヴ…と低音が響き始める。ほぼ同時のタイミングで背中を仰け反らせながら小さく声をあげた。