第5章 ❤︎ 三日間ハメまくった記録 黒尾鉄朗
「何を?」
「なぁ…、最終日一発目はベランダでってどう?」
「どうって、え、ちょっと…何す……んんっ」
嫌って言っても拒否権はない。無理矢理俺の方に向かせて唇を塞ぐ。キスの間、“ん…っ、ん…”とくぐもった声が雲一つない青空に消えていく。興奮を煽るには十分過ぎる状況、どこで誰に見られているか分からないスリルに俺はリミッターを外した。
滑らかな素肌をすっとなぞる様に下半身へ滑り込ませた人差し指。ぷっくりとした肉の壁を抜けるとまた温かく湿った粘膜に触れる。
「んぁ…っ、ぁ、…ね、ほんとにここでするの?」
「だぁって、お前がこんな格好で煽ってくんだもん。俺、悪くねぇし」
ちゅくちゅくと厭らしい音が静かな指を伝って感じる。小刻みに震える体を後ろから抱き締めるように左手でつんと立った胸の突起を弾けば一際大きな声が耳に触れる。
「んん…っ」
「今、下もきゅって締まったけど?指掻き回したら」
「も、…やだ、…中でしよ?」
「んー…、ダメ」
「やっ、ぁ、……っ」
2本に増やした指の腹でぐりっと押さえる。俺の体を押しのけようと抵抗を見せるけどへろへろなそんな力じゃむしろ俺を煽るだけ。
「中はいい感じに濡れて解れてきてるの、自分でも分かってんだろ?」
「だから…、中じゃだめなの?」
「天気いいし今日は暖かいしさぁ、このままここで犯されたら?ちゃんとイカせてやるから…」
「んっ…、あ…、だめ…っ」
「あーでも、ここ外だし声は我慢しろよ。いちかちゃん?」
昨日のリベンジ?ってわけじゃないけどなんでだろうな、涙目になって我慢しながら小さく喘ぐ声は脳にダイレクトに届く。二本咥えていた指を三本へ増やし、いちかの一番弱いところを執拗に攻め上げ続けると、指を伝って温かい粘液が溢れていちかは力なく柵に寄りかかる。