第54章 ❤︎ 京谷健太郎×夢主=ブラックな岩泉一
「………っ」
「ね?言えるでしょ?」
「…………ます」
「何?」
「……お願い、します……」
「ん、いい子。可愛い。…ね、キスしよ?」
いちかの体を一旦解放すると四つん這いの姿勢のまま近付き、じっと見つめたまま誘うように口付けた。持ち上げられた尻の間からは白濁液がとろりと流れ落ちる。俺も傍観してるつもりもなかったし後ろから無防備な膣口に再度指を入れた。
「あ、…あ、あっ、……はぁっ」
「俺の後輩ってこと忘れんなよ?丁重に扱え」
中をかき回すと透明な粘液をはぜ、肩が小刻みに揺れている。それでも京谷のものを咥えながらジュルっと中の粘液を吸い上げて喉を鳴らして飲み込んだ。
スマホのカメラを起動させて録画モードになった画面に二人を収める。遠くで聞こえる虫の音をBGMに控えめな吐息と濡れた音がその場に静かに響いている。
「…っ、それ、やばい」
「うん…。おっきくなってるもんね」
膣内の指を動かすとひっきりなしに愛液が漏れ出して指もびしょびしょに濡れてしまっている。俺は溜まってたとは言っても何度も射精を終えるとさすがに次は持ちそうにない。反対に底知れない欲を持ったいちかは何度も体を震わせてうっとりと恍惚した表情で咥えてその貪欲さを加速さしていた。
「口の中と私の中でイくのどっちがいい?」
「…どっちでもっ、いい」
「それじゃ…、だめ。中でイッて?イキたいって言って」
「だったら…、尻向けろ」
京谷にもプライドはあるんだろうな。息は完全に上がってるのに気力だけで意識繋いで健気すぎる。京谷は素早く後ろに回り込むといちかの尻を掴んで中心奥へと押し込む。
「あ、あっ、賢太郎君の、熱い…」
「なん、だよ、これ…」
「生だと余計に絡み付いてくんだろ?ぼんやりしてるとマジで持ってかれるからな」
「締め付けんな」
「むりぃ。だって、…っ、気持ちいいんだもん」
後背位で隙間なくピッタリと繋がって赤黒いそれが引き抜かれてはまた乱暴に打ち付ける。
「ふぁっ、あ、、また、いきそ…っ」
「くそっ、力、抜け」
「ああ…あっ」
京谷の声はいちかには聞こえていない。AV女優のような甘ったるかった喘ぎ声も掠れて荒い呼吸だけが残る。