第5章 ❤︎ 三日間ハメまくった記録 黒尾鉄朗
「あー…。気持ちいい」
「出して…?」
「や、さすがに…、早くね?」
「いいじゃん、好きな時に出して?」
奥まで咥え込んでは吸い上げる。口を窄めるたびに持ってかれそうになる快感。唇の周りを濡らし上目遣いで見つめられていちかからの熱い視線に射抜かれてしまいそうでクラクラして強くて甘い感覚の中で息を呑んでは一人耐えた。
「もう、いいじゃん。頑張らなくて…?さっきからピクピクしてるの分かってんだよ?」
「そういうの、狡くね?」
「鉄朗も、昨日…、沢山したでしょ?」
仕返し…と言わんばかりにさらにペースを速める。何度かやり過ごした衝動にとうとう追い詰められて我慢の糸を緩めた瞬間にいちかの口の中で精液がほとばしる。“ん…っ”と目をつむって暫くしてこくん…と喉が鳴った。
一気に押し寄せた脱力感と開放感。それでもいちかと目が合うだけでまた新たな欲が沸々と湧き上がってきて形を維持したままいちかの右手に包まれる。
「まだいけそう?」
「当たり前だろ?」
「じゃあ鉄朗はそのまま寝てて。私が上に乗る」
「いいの?」
「それ以外の姿勢はキツそうだもん。それに私だってちゃんとできるから」
にっと笑って俺を見下ろしながらいちかはゆっくりと腰を落としてく。体を密着させるように唇も重ね、互いを求めあうように舌が絡まる。キスだけでも感じるのか中はそと都度きゅっと締め付けて後頭部に添えた手で逃すまいと何度も口付けていく。
深い口付けの中、シャツの裾をたくし上げ露になった胸を包み込むように手を添え親指で突起を確かめるように触れた。“ん、んっ”とキスの合間に吐息を吐き逃げ場のない体はもぞもぞと腰を揺らす。